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KYOTO

​WAKOEN

「レンガの建物の内外に住む」

京都市の景観条例ではエリアごとに建物の意匠に制約を定めており、この敷地の場合、建物の下層部と上層部で仕上を変えなければならないこと、そして施主が希望した「西洋風のレンガ張」は基本的には認めないというものでした。

そこで、建物を4つのボリュームに分割し、それらをまるで金継ぎの手法のように、光の帯によって再統合することを試みました。

この4つのボリュームをアースカラーのレンガで仕上げることにより、通常は外壁の仕上としてのみ使用されるレンガが室内にも貫入し、まさしく、レンガの建物に囲まれて住むような空間が実現しました。

レンガのボリューム感を損なわず、共同住宅の機能を満たすため、一部を透かし積みとしています。

物件名称:和光苑

所在地:京都市

主要用途:共同住宅(11戸)

敷地面積:351.14m2

延床面積:798.91m2

構造規模:RC造3階建

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